ベテランスタッフが抜けてしまったらリーダーを当番制にするのも一案
現場のリーダー的存在として、クリニックを長年にわたって支えてきたベテランスタッフが辞めてしまうと、組織としてのまとまりが崩れます。
リーダーの後任がいないときはどうすればいいのか。解決策のひとつとして、リーダーを半年から1年ごとの当番制にしてみてはいかがでしょう。
リーダーを務めた後はサブリーダーとして新任リーダーをサポート
リーダーの当番制とは、在職2年以上のスタッフを対象に、半年から1年のサイクルでリーダー職になってもらうこと。主な業務内容は以下になります。
・シフト表の作成
・所属スタッフとの個人面談
・幹部会への出席
・採用一次面接の実施
・新人スタッフの教育
初代リーダーこそ、適性のある人を任命したほうがいいですが、その後は誰がリーダーになっても組織が回るよう、リーダーの仕事をある程度ルーチン化させましょう。
そして、リーダーのほかにサブリーダーも任命します。前期リーダーがサブリーダーとして新任リーダーをサポートすれば、円滑に役割を引き継げるでしょう。
リーダー経験者が増えると組織が強くなる
リーダー当番制を導入するにあたっては、院長先生は以下の点を全スタッフにしっかり伝えましょう。
・なぜ1年(半年)でリーダーが交代するのか
・リーダーの担当業務にはどのようなものがあるか
・今後、全員がリーダーを経験する
もともとクリニックは女性中心の職場です。多くのスタッフが結婚、出産、育児、夫の転勤、親の介護など、さまざまな理由で休職や退職をする可能性があります。そのときに依存していたリーダーが辞めてしまうと、組織のまとまりが一気になくなってしまいます。
一方、リーダーを当番制にすると、1人のスタッフへの負荷がさほど大きくなりません。そして、何年も続けているとリーダー経験者が増え、各スタッフが一段上の立場で業務にあたることができ、組織として強くなります。家庭の事情等で誰かが抜けたとしても、ダメージなく現場が機能することでしょう。
詳しく知りたい方は、税理士・司法書士・社会保険労務士のいる会社設立の得意な新宿区の飯塚事務所にお問い合わせください。
前の記事 次の記事