規模の小さい会社こそ、経理はアウトソーシング
起業して間もない、規模が小さい会社の経営者は「経理を自分でやろう」と、経理の勉強をして、社長業と兼務をする人がいますが、これはよくありません。なぜなら社長として知るべき経理の知識と、経理マンが覚えなければいけない知識は違うからです。
経理代行を税理士に頼む
社長がすべきことは、経理が作った財務データをよく吟味し、会社の将来を決める判断や選択を行うことです。自分で仕訳を行い、財務データを作ることではないのです。コピー機が壊れたらサービスマンを呼ぶのと同じように、経理がわからなければ「経理の専門家」に丸投げするべきです。
では、「経理の専門家」として会社に経理担当者を雇えばいいかというと、そうではありません。できたばかりの会社で、事務員ひとり分の固定費を抱えるのは大きな足かせになります。
一方、経理作業はある程度の経験が必要になります。新卒を雇うわけにもいかず、人件費は高くなってしまうのです。それではどうすればいいのでしょうか。
経理業務は経理や税金の専門家である税理士に任せてしまうのが一番です。経理を任せる場合、「記帳代行」「経理代行」「税務代行」などさまざまなレベルがあります。税理士と顧問契約をする際に、どこまでやってもらうのかの役割分担を相談して依頼することが最も効率的でしょう。税理士に頼むことで1ヵ月あたりに支払う金額も、経理担当者を雇うよりも安く済むことがほとんどです。
もしいま、自分の会社の粗利益が1億円以下、または社員が30名以下であれば、経理部門は持たずに、完全にアウトソーシングするのがよいでしょう。そして、経営者は社長として本業に力を入れ、会社を成長させることに全力を尽くすことを考えましょう。
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