お客様の心を動かす「色」のカラクリ
私たちは何かを購入するとき、当然のように「自分の意思」で購入を決めていると思っています。しかし、その「自分の意思」が、無意識のうちに操られていることにお気づきでしょうか?
実は、操るための要素は数えきれないほどあります。お店であればディスプレイや、レイアウトによるお客様の導線作り、目を引くキャッチコピーやPOPなどがすぐに思いつく要素ですが、もっと私たちに大きな印象を与えるものがあります。それが「色」です。
心を動かす色を効果的に使う
私たちは普段、色によってさまざまな影響を受けながら生活しています。
例えば、信号。赤は「止まれ」ですが、これは赤という色が持つ注意を促す効果を利用したものです。
また、赤には購買意欲や食欲を増す効果があるとも言われます。ファストフード店の店内などに赤が用いられることが多いのは、こうした効果を狙ったものなのです。
代表的な10色の効果
赤:活発、興奮、食欲増進、時間経過が早い
オレンジ:陽気、暖かい、健康的、派手、安い
黄:明るい、幼い、好奇心、幸福、創造、注意
緑:自然、穏やか、リラックス、新鮮、若々しい
青:冷静、爽やか、知的、誠実、信頼
紫:高貴、上品、神秘、気品
ピンク:甘い、柔らかい、ロマンティック、かわいい
茶:落ち着き、豊潤、味わい深い
黒:高級、モダン、重い、恐怖、威圧
白:清潔、純粋、始まり、軽い、明るい
飲食店なら、店頭や店内ディスプレイ、スタッフの服やメニュー、食器、そして料理の彩りなどに、そのお店のイメージや効果に合った色を取り入れてみましょう。
例えば、それまでの制服に赤いバンダナやスカーフを加えてみると、お客様の食欲を刺激し、さらには回転率が上がるという効果が生まれることがあります。ホームページなどでも、価格の周辺にオレンジ色を使うと、安く感じる効果を与えることができます。
このように、色は、文字より早くメッセージをお客様に伝えることができるのです。
誰に、何を伝えたいのかがはっきりしたら、まずは身近なところから、色を活用してみませんか?
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