キャッチコピーは大手企業のマネをしてはいけない
商品やサービスをお客様に購入してほしいために、キャッチコピーを考えて、打ち出します。しかし、いざキャッチコピーを考えようとしても、なかなかうまくいきません。そんなとき、他社のキャッチコピーを参考にするのが得策。
しかし、ここで勘違いしてはいけないポイントがあります。それは「大手企業のキャッチコピーをマネしてはいけない」ということです。
大手企業と中小企業のキャッチコピーは性質が異なる
では、なぜ大手企業のキャッチコピーをマネしてはいけないのでしょう?
まず、大手企業のキャッチコピーをいくつか挙げてみます。
「新しい今日がある」
「For your Just」
「向き合って、その先へ」
「ひとりの一生と」
「自然が好きです」
「イノベーションに情熱を。ひとに思いやりを」
これらキャッチコピーを見て、どこの会社だか、どんな商品だか、すぐに分かりましたでしょうか?
大手企業のキャッチコピーは、社名や商品名が入っていない限り、一見何を示しているのか分かりません。それはなぜか。大手企業のキャッチコピーは、あくまでも企業のイメージ戦略の一環で存在するからです。そのため、キャッチコピーを見て「よし、この会社の商品を買ってみよう」と心を動かすことも、あまりないでしょう。
一方、中小企業のキャッチコピーは性質が異なります。たった一言でターゲットの関心を集め、最終的には商品・サービスの購入まで行動を促すものであることが求められるのです。
それにはまず、ターゲットを明確にすることです。どんな人にお客様になってほしいのかを考え抜き、それ以外の層はいらないというくらいに絞り込むことが必要になるでしょう。
たとえば、エステサロンのキャッチコピーを大手企業風につくるとこうなります。
「エレガントエステで美をサポート」
言葉そのものはきれいにまとまっていますが、相手の行動を促す点では弱いです。中小企業風につくると、このようになります。
「シミでお悩みのあなた! わずか3回のエステで肌質向上」
この場合、「シミでお悩みのあなた」と、ターゲットを明確にしております。そして、「わずか3回のエステ」でコスト、「肌質向上」で効果を表します。
このように「ターゲット」「コスト」「効果」を具体的に示すことで、売れるキャッチコピーになるでしょう。
詳しく知りたい方は、税理士・司法書士・社会保険労務士のいる会社設立の得意な新宿区の飯塚事務所にお問い合わせください。
前の記事 次の記事